たんぽぽ会を選んだ理由

「たんぽぽ保育園はなかなか職員が辞めない、だから募集があまりない」と聞いていました。実習で来た時には、先生たちが水着で綱引きをしている姿を見て衝撃も受けましたが、自由でのびのびとした保育環境に強く惹かれました。私は公立の幼稚園に通っていたので、泥んこ遊びや型にはまらない自由で楽しい保育に共感しました。20年経った今でも、自然の中で体を作り、自由に遊ぶ環境が変わらず残っています。園長先生も温かく見守ってくれるので、のびのびとした保育が続けられることに感謝しています。

たんぽぽ会での仕事

今年度は0歳児を担当しています。
子どもと関係が築けた時や、卒園式で子どもたちの集大成を見た時に、やってきてよかったと感じます。特に、個性豊かなクラスを卒園まで見届けた時は、本当に感動しました。保護者との関係も大切にしていて、自身の子育て経験も活かして保護者との信頼関係も築けていると思います。

卒園式の「五色の玉」というリズムがあります。友達と上手に関わることが難しい子がいて、私は見守ろうと決めたのですが、子どもたちだけでその子の気持ちを乗せてリズムをやりきりました。とても感動しましたし、友達っていいな、仲間っていいなと感じました。その子がいたからこそ周りの子どもたちも温かく支え合うことの大切さを学ぶ機会となり、本当に充実した経験になったと思います。私も、大人が介入せず子どもたちの力を信じることの大切さを学びました。

職場の雰囲気

"私がここまで働き続けてこれたのは、人間関係のおかげです。いつでも言いたいことが言えるし、園長先生や主任にも相談しやすい環境があります。コロナの時も、わが子と過ごす時間を快く許してくれる雰囲気がありました。悩んでいる時には、気づいて声をかけてくれる同僚がいることが心強いです。小さなことでも意見交換をし、お互いを理解し合うことが大切だと感じています。相手の本当の気持ちを考えながらコミュニケーションを取ることが保護者との関係にも反映されていて、長く勤める中で築かれた信頼関係が支えになっています。
また、園長先生から声をかけてもらったり、職員会議で『あの保育がよかった』と言われることが大きな励みになります。子どもたちが嬉しそうだったと言われると、自信が湧いてきます。認めてもらえることが、次へのモチベーションになります。

たんぽぽ会での働き方

長男を生んだ時は休むことも難しかったり、小学生の子どもが微熱を出しても仕事を優先せざるを得ない時もありましたが、今は『大変だから帰ってあげて』と言ってもらえたり、園全体でサポートしてくれるので、とても助かっています。子どもたちのために何が一番大切かを考えながら、柔軟に対応できる環境に感謝しています。園全体での協力体制は、子育てしている職員にはとてもありがたいです。頼れるところに頼ることなど、自分なりの工夫もしています。