2021/10/24癒しの日(タクティールケア)*芳川の里
朝晩とすっかり涼しくなった今日この頃。
ご利用者と手を繋ぐと、冷たい手をしている方が多いですね...。お年が大きくなると、体温調節が難しくなったり、手先足先が冷たくなりやすい方も大勢いらっしゃいます。
今日の芳川の里は、そんなご利用者に癒しと温かさと女子力のプレゼントを!
いきいきケアプランでタクティールケアを提供しましたよ(^^♪
よく開催する食レクだと、食事形態の関係で召し上がるときに形を変えなくてはいけない方も多いので...どんな方でも五感で体感してもらえるレクを発案してくれました。
不慣れな職員も手順書を見ながらハンドマッサージ。自身から普段はあまりお話されない方もマッサージをしてもらっていると...
だんだん『ほわわわーん( ˘ω˘ )』とした表情に。
温かいお湯で手を温めた後、柑橘系のオイルでゆっくりマッサージ。これは横で見ているだけでも気持ち良さそう。私もやってもらいくらいです。
こちらの方もお湯でゆっくり温めた後、オイルでマッサージ。
よほど気持ちが良いのか、ニコニコしながら「悪いわね」「気持ちいいわね」とずーっとお話していました。
マッサージの後、職員が「どの色塗りますか?」とネイルを並べて尋ねると...意外や意外、濃い目の赤を選択されました。
塗ってもらっている間も、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに職員が塗っている筆先をジッと見ています。この表情は女性ならではですよね。
「お湯の温度はいかがですか?」「少し熱いかな」などとお話しながら、普段とは違うゆっくりとした時間を過ごしてもらいました。マッサージを受けてる時って、皆さん手元をみているんですよね。よほど気持ちいいのでしょうね~。
こちらの方には、男性職員がネイルを塗っています。ご利用者に『ネイル』といってもピンとこないようですが『マニキュア』というとわかるみたいですね。これも時代ですかね~。確かにネイルサロンなんて昔はなかった!
「私はやらなくてもいいわよ!」と言っていた方も、周りの方々の指先がキレイになっていくのを見て何となくそわそわされているご様子。
ちょっと強引に「せっかくだからやりましょうよ!」と誘うと「...あらそぉ?」とまんざらではないお顔です。
あんまり派手な色は選びませんでしたが、透明にラメが入った可愛い爪先に変身しました。
「マニキュアって塗りませんでした?」「昔は少しはやったよ。透明なやつだけどね」なんてお話もされていました。
離れたソファで職員の動きや、キレイになっていくご利用者を見ていた方にも「よかったらどうですか?」と。
いつもなら「そんなの、やらんでいいよ」と返事が来そうなのですが...今日は待ってましたとばかり「うん!」と嬉しそうにお返事が。
この方はニットに近い色の、桃色を選ばれました。桃色の上にラメ入りのトップコートの二重塗り。
色白の方なので、淡い色がお似合いでした。
日中の時間をたくさん使い、ご利用者お一人ずつとゆっくり時間を持って。皆さん普段とは違うお話をしてくれたり、いろんな表情を見せてくれたり。
外に出かけられなくても、施設内でゆ~ったりとした時間を過ごすことが出来ました。
まだまだマッサージオイルもネイルも余っています。だめにしちゃう前に、また『癒しの日』を開催したいですね。
企画・準備は大変ですけど、皆さんのこんないい笑顔を見たら嬉しくなっちゃいますね♪