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2021/02/03鬼退治しよう 第2弾

ホールに集合して節分のつどいをしました。

クラスごとに鬼をやっつける意気込みをみんなに見せながら、過ごしました。給食室でも、鬼の嫌いなイワシを朝一番に焼いて、臭いにおいのあるイワシの頭をくれました。チクチクするひいらぎの葉っぱは鬼が苦手ということで、職員が持って来てくれました。そして、子ども達一人ひとりには、まめが渡されました。準備万端です。

職員による影絵では、おなかの中にいる鬼(怖がり鬼・いじわる鬼)を出そうというお話のときもドキドキしている雰囲気。やっぱり鬼は怖いよね。大人だって同じです。

【エピソード】

あお組(5歳児)では、先日「鬼が来るかもしれない」という話を聞きつけ、クラスで話し合いを重ねていました。今までのあお組さんが鬼から小さい子を守ってくれたことを覚えていて、『自分たちも小さい子を守りたい...でも怖い 』 そんな葛藤の中にいる子ども達だったようです。そんな中、ある子が、「どうするか、一人ずつ、言っていこう」と提案。今まで通り「小さい子を守る」という意見が多い中、一人の子が「ちょっと、考えさせて」と言ったことがきっかけで、さらに話し合いは進みました。一人ひとりの意見を大切にすること、困った時みんなで考えること、お互いの意見をすり合わせることが大切にされていました。あお組の集団は、しっかり大きくなっていました。みんなの意見を聞き合う中で、実はみんなも怖い 、でも前のあお組さんだって頑張っていた、 手をつないでがんばればいい、話し合う中で「本当は怖かったんだ」と泣き出した子も含め、最後は、小さい子の前に立って、あお組の子ども達が手をつないで(人間の鎖)守ってあげることになりました。

さて、影絵が終わり、本当に3匹の鬼がきました。あお組が、みんなを守るはずが・・・今年は、いろいろなことがありました。でも、子ども達が励まし合い、小さい子の前に立ち、連れ去られそうな担任も助け出し、みんなで「あっち いけ~」コールを鬼たちに浴びさせ、鬼退治することができました。怖くて泣いちゃった子、ほっとして泣いちゃった子、つられて泣いちゃった子、今年は大号泣でした。でも、よく頑張りました。泣いてる子に友だちが「大丈夫、仲間がいるよ!」と、声をかけていました。うれしいひとことでした。大きくなった自分の力を信じ、仲間と勇気を出した子ども達に拍手です。この子ども達は、春には1年生です。

子どものつぶやきより

「みんなでおにからまもれて、よかったね」

「ことしのおに きょねんのおにより こわかったね」

「なかなかったけど、きもちがね・・・こころでないた」

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