2014/07/17子どもに学ぶ、大人も学ぶ
①先日法人の評議委員さんがお見えになった時のことです。
年長クラスにハンディキャップをもった子がいます。ある子が評議委員さんに向かって「○○くんはよだれが出るんだよ」といったそうです。評議委員さんはその子を諭そうと「そんなこと言っちゃいけないよ。先生もいうでしょ」といったところ、その子が「言わないよ。でもね、よだれが出たら拭いてあげるの」と当たり前のようにいったそうです。0歳児クラスから一緒に育ち、一人一人の違いをありのままに受け入れる子どもたちから学ばされましたと話してくださいました。
「みんな違ってみんないい」は金子みすずさんの詩ですが、仲間として認め合う。大人に言われたからでなく、生活を共にし、大人の関わりを学び、人として大切なことを学んでくれている子どもたちの姿にうれしくなりました。
②6月22日保育・子育てのつどいがありました。たんぽぽ保育園の保護者も35名も参加してくれました。その中で命の電話に長くかかわってきた植田さんのお話がありました。今子どもたちが一番求めているのは「おーよしよし」と自分を受け止めてもらう事という話に326名の参加者が聞き入りました。
「命の電話を28年間続けてきた中からの経験からくる生きた言葉を聞くことができました。相手の話をしっかりと聞き、受け止めることが安心感や信頼感につながるとおっしゃっていました。私はこの"うけとめる"が上手にできていなかったと思いました。泣いている子どもに「泣くな、我慢しろ!」ではなく「おーよしよし、泣きたいんだね。いっぱい泣いていいよ」と気持ちを受け止める・・努力をしていきたい。」・・などなどの感想がたくさん寄せられました。
たくさんの情報があふれている今だからこそ、子育てに本当に大切なことを大人たちも学びあう事が大切ですね。大人もいっぱい遊んでいっぱい学んで仲間の中でじっくりゆっくり大きくなっていきたいですね。