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2016/12/1417日はすもう大会です

17日はたんぽぽ保育園恒例のすもう大会です。幼児クラスがふたつのチームに分かれて対戦します。(2歳児はおとうふの参加です(*^_^*))
この取り組み、足腰を鍛えるというねらいもありますが、子ども達が自分の心と向き合ったり、チームで応援し合ったり、と内面の成長も大きいのです。
3歳児は勝てばうれしい。負けるともうやりたくない(笑)
3歳の体験をもとに、4歳児は強い子とやると強くなる、ごはんをたくさん食べると強くなると見通しや目標をもちはじめます。
5歳児年長はチームの事を考えて自分たちで対戦相手を考えます。
今日のニュースで「運動会の徒競走に負けると劣等感を持つからやめてほしいという要望を受け、みんなで手をつないでゴールするという取り組みがある」と報道してしました。一見子どもの立場に立っているようですが、とても違和感を覚えました。
勝負なので勝ちがあればもちろん負けがあります。でも、勝ちがえらくて、負けがだめなのではないと思います。
勝ちたい!気持ちをもってごはんをいっぱい食べたり、練習したり、お手伝いして力をつけたり、前はすぐあきらめちゃったけど、すごく粘ったすもうができたり。保育士たちは揺れる子ども達の気持ちに寄り添い、認め、励ましています。
「がんばったけど負けちゃったね」と「負けちゃったけど頑張ったね」の二つの声かけには雲泥の差があります。(けどの後に本音があると言われています)
今日の取り組みでは、負けて土俵を降りれない程悔しい仲間を支えるチームの仲間の姿があったり、涙する子の肩をそっと抱く姿があったり、子どもを抱きしめる保育士の姿があったり、一生懸命応援する姿があったりしました。
長い人生思いどうりに行く事ばかりではありません。負けることもあります。負けがだめでなく、それに向かって頑張ったあなたがステキだよ、応援してるよとまるごと子どもを受け止められる大人でありたいと思います。
勝ちも負けも心をうんと揺さぶってうれしい、悔しい体験をすることも大切だと思います。耕せ耕せ心と体。そんな積み重ねが、そして体験を支える大人たちのまなざしが人としての大切な土台を築いていくのではないでしょうか?
たんぽぽ保育園のすもう大会は大人たちの涙もいっぱいです。

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