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2021/10/028月は、平和月間♡

 たんぽぽ保育園では、毎年8月に「平和のつどい」という集まりを計画し実施しています。参加するのは幼児クラスの親子ですが、今年もまだコロナの感染状況が広がっている時期でしたので、集まるような形ではなく「平和」について考える取り組みを年長の担任二人が提案してくれました。それが、全園で取り組む『みんなで"平和への願い"をとどけてみませんか?』という取り組みです。年長すくすく組の親子には、大小の折り鶴を折ってもらい、そのほかのクラスの家庭には大きな折り鶴を折ってもらい鶴の羽にそれぞれの平和への願いを書き込んでもらうというものでした。さらに、年長すくすく組の子どもたちは担任と一緒に「とりたてての平和教育」として、アニメ映画「つるにのって」を観たり、絵本「ぞうれっしゃがやってきた」などを担任に読んでもらったりする中で「へいわってなーに?」「へいわってどんなこと?」を年長児なりに考えていきました。その時の話し合いが「すくすくへいわかいぎ」、会議のルールは2つ。①どんなことを言ってもいい②人のはなしを聞く でした。子どもたちがこの間の取り組みで感じたことを担任が丁寧に聞き取っていきました。戦争を伝える映画や絵本を通して子どもたちは「牛がしんじゃってかなしかった」「家がなくなってかなしかった」「いやだった。みんな死んじゃって、みんなとなかよくくらしたい」と一人ひとりが自分の思いを自分の言葉で伝えていきました。子どもたちが願う社会となるように大人たちは手を取り合って考えていきたいですね。

 「平和」に絡めて、今年の夏のリモート研修の中で学ばせてもらったことを一つだけ紹介しておきたいと思います。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、今も内戦が続くシリアでサラちゃん(砲弾で足を切断した女の子)に問いかけたところ、サラちゃんは答えました。「私たち 子どもたち何も悪いことしてないよね。だから、こんなことやめてほしいって 大っきい人たちに伝えてほしい」と。私は、サラちゃんが言う大っきい人です。この言葉を心にとめてできることを考えていきたいなぁと思いました。みなさんは、どう感じましたか?

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