2022/09/09しろちゃん、ありがとう~星になったしろちゃん~
今朝、たんぽぽ保育園で12年お世話をしてきたウサギのしろちゃんが天に昇りました。この日を迎えることは、とても悲しいことではありますが、「生と死」に向き合うことを見通しながら飼育活動の中に取り入れ実践してきています。主には、歴代の年長組・年中組の子どもたちが毎日ご飯をあげたり、小屋の掃除をしたりして関わってきました。日曜日には、年長組の親子が交代で飼育当番をしてくれました。(ありがとうございました。)自分たちで育ててくることで、仲間のような存在であったしろちゃん。初生の園舎に引っ越してからは、みんなからよく見えるところにウサギ小屋があり、毎日のようにたくさんの親子が「しろちゃん」と声をかけてくれました。ウサギの寿命は、7~8年だそうです。長寿のしろちゃんでした。今日は、クラスごとにしろちゃんにお別れの挨拶をしましたよ。
0歳児クラスからは、乳母車でのお散歩途中にオシロイバナを見つけ、しろちゃんの傍らに添えてくれました。また、3歳児クラスの子どもたちが、しろちゃんが寂しくないように絵を描いてくれました。
4歳児クラスの子どもたちは、輪つなぎの飾り物を用意してくれましたよ。そして、5歳児クラスの子どもたちは、折り紙でひまわりの花を作り、一人ひとりがメッセージを寄せました(担任が子どもの声を書き留めています)
最後に、年長組の子どもたちは、しろちゃんに触れてみました。「しろちゃん、つめたい...」と。
とても悲しいしろちゃんとのお別れではありましが、ここからまた、「いのち」について考えていくことを職員・子どもたちで止めないでいきたいと思います。子どもも大人も大切な命を一つずつ持っています。その大切な命を精一杯輝かせていけるように、そして、決して、奪ったり奪われたりしてはならないものであるこということを日常の保育の中の関りや「とりたてての平和教育」を通して伝えていきたいと思います。自分の命も人の命も大切にするということを子どもたちの心に、「平和の種子(たね)」として育てていきたいと思います。